NOCO DESIGN

インテリアデザイナーが考える、建築インテリアと福祉住環境。        ** Interior & Barrier-free           NOCO DESIGN **

2016年も終りに近づいてきました。

明日はクリスマス・イブですね。
寒くなりそうです。

さて、年末年始の営業のご案内です。
NOCO DESIGN は、12月28日より1月5日までお休みさせて戴きます。来年も良い仕事が出来るように、英気を養う時間とさせて戴きます。
宜しくお願い致します。

interior & barrier-free NOCO DESIGN の佐藤です。

トイレ内に手摺が欲しいとの事で、商品を選定しました。
今回選んだのはこちら、棚手摺です。

棚手摺

                             メーカー:シロクマ

手摺というと、ポール状のものが一般的ですが、トイレではよく棚手摺を採用します。よく見るものはこちら。

ペーパーホルダー一体型手摺

                            メーカー:TOTO


トイレットペーパーホルダーと一体化しています。ここに縦手摺を組み合わせたプランはよく採用されるかと思います。

棚手摺と縦手摺

                        メーカー:TOTO

縦手摺と棚手摺、もしくは横手摺。
いろんな商品がありますが、一体どれが適切なのでしょうか?

それは、利用する方の身体状況によります。
基本となる考え方は以下。
座った状態で手を伸ばして、縦手摺のなるべく高い位置を握り、引っ張って立つ。これが一番力が入り易いです。したがって、立ち座りには縦手摺が基本です。

しかし、加齢や何らかの障害(リウマチなど)があり、握力が少ない人がいらっしゃいます。そのような縦手摺をしっかり握れない方は横手摺や棚手摺を押す方が立ち上がりし易いでしょう。

ただし、横手摺や棚手摺の場合はある程度脚の筋力に頼らないと立ち上がりが完結しません。横手摺や棚手摺を押して立つ方法は、あくまでも立ち上がり動作始めのきっかけなのです。

握力が少ないけれど、縦手摺を使用したい場合はこのような商品もあります。

どこでもグリップ
                       メーカー:シロクマ「どこでもグリップ」

色々な商品の選択肢の中から、どれを選択すればよいのかは、その方の身体状況と介助者との動作方法により違ってきます。

「一般的なプランニング」というのはありますが、それにこだわらず、ご自分達がどうしたら使い易いのか考えてプランニングをしてみて欲しいと思います。

さて、今回採用した棚手摺ですが、この利用者様本人は、頑なに手摺工事を拒否されてましたので、「手摺じゃないよ、棚だよ。ちょっとしたものを置きたくて付けたのよ」というフリをして取り付けたものでした。幸い、棚手摺を押す事で立ち上がりが楽に出来るくらいの身体状況でしたので。

F1000002


結果的にはご本人様にも、「楽になった」と好評です。


手摺を必要とする方の中には、ご家族の方が心配しているのをよそに、手摺工事を拒否する方がいらっしゃいます。理由は色々。。。見栄えが悪くなるとか、邪魔だとか、ご本人のプライドとか。
ご本人様のプライドを傷つけないように、バリアフリー工事をする事はとても重要です。とても難しい事もありますが、そこがバリアフリー工事の醍醐味なのです。本当に奥深いですが、その話しはまた改めて。


NOCO DESIGNでは8月13日(土)より17日(水)まで夏季休暇をいただきます。
ご不便をおかけしますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

皆様暑い日が続いておりますが、体調管理には十分お気をつけください。

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